ひきこもり状態にある方のご家族のためのセミナー「寺子屋ふぁみりあ」

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セミナー報告

2014年2月

あの頃は、それから、いまは...


2月6日の寺子屋ふぁみりあは、以前より参加者の方からご要望がありました、ひきこもり経験のある青年お二人を講師にお招きしてセミナーを開催しました。 昨年秋頃から何人かの青年にお声がけしておりましたが、ご了承いただけなかった方の理由のほとんどが「2月頃は就職活動をしていると思います」「まだ仕事を始めたばかりなので......」といった、就労に関するものでした。 そこで今回は、「就労と社会参加」をテーマにご講演いただきました。

はじめに、社会参加は必ずしも就労ではないことや、ひきこもっているからといって社会参加したくない訳ではないことを、お二人は誠実に語ってくださいました。そして、現在のお二人の就労状況と就労に関するお二人の考え方をお聞きしながら、お二人が社会参加するようになった「きっかけ」をお話いただきました。

お二人によると、自分の気持ちを理解してくれる良き理解者との出会いや、自分に自信をもらえる第三者との出会いがあることは大きな力となり、前進できるとのことです。例えば、「仕事」や「特技」が認められること、「恋愛」で異性から認められること、また、価値観の違う「外国人」と出会うことなどによって、ありのままの自分を認めてもらうことが自信につながるそうです。

そして、趣味をきっかけにネットで知り合った友人がいるという経験談があり、ネットを利用することで第三者との出会いにつながることもありますが、ネットを利用するにあたっては精神的な余裕を持つことが必要だとおっしゃっていました。

また、親子間では、えてして愛情ゆえに、客観的で冷静な視点で互いを見ることが難しいものです。親も第三者的な立場になれるのかといったことに関しても、別居で距離を取るなど、環境・立場の変化によって親に対する見方が変わり、客観的に親を見られるようになると、丁寧に答えてくださいました。

質疑応答では、ひきこもり状態にあるご本人の特長(出来ること)に周りが気付いてあげることや、自営業など正社員にとらわれない働き方を考える方が良いのではというお二人の回答に、参加者の方が共感していた姿が印象的でした。

最後に、お二人からひきこもっている人へ向けて、「広い視点を持ってゆとりを持つこと」「いろいろな生き方があること」というメッセージと、「タイムスケジュールとお小遣い帳をつけると良い」などの具体的なアドバイスをいただきました。


 

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