ひきこもり状態にある方のご家族のためのセミナー「寺子屋ふぁみりあ」

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セミナー報告

2013年8月

高年齢化するひきこもりの人たちの思い

8月1日の寺子屋ふぁみりあは、ジャーナリストの池上正樹さんをお招きして、「高年齢化するひきこもりの人たちの思い」とのタイトルでご講演いただきました。
池上さんは現在、「ダイヤモンド・オンライン」で『「引きこもり」するオトナたち』という連載をされています。このインターネットの記事を通じてひきこもり状態にあるご本人が直接池上さんにアクセスし、それをきっかけに池上さんは主にご本人たちと関わっていらっしゃるそうです。
池上さんによると、今の社会では、親の介護や自身の病気、リストラ・失職などをきっかけに、再就職がなかなか決まらないことで「ひきこもり」という社会からの孤立状態には誰でも陥るとのことです。今までの支援のあり方は、どちらかといえば支援者・専門家任せで、支援する側が一方的に上から目線になっているケースも多く、そういう支援に馴染まない人たちが長期化・高年齢化している「ひきこもり」の当事者となっていると考えられるそうです。
「支援する側は彼らと対等に接し、信頼関係を築く必要があります。また、ひきこもり状態のご本人が社会参加したいと思うタイミングで、社会に安心して受け入れられるように、社会のいろいろな立場の人を巻き込んだ支援の仕組みづくりが求められる」と池上さんはいいます。
ひきこもり状態にあるご本人とどう関わっていったら良いのかは、「ひきこもり」経験者から学ぶことが大事とのことです。そのためには、支援者・専門家を含めた、親をはじめ「ひきこもり」以外の人たちが対話力を磨く必要があるとのお話でした。
その他、将来「ひきこもり」に関わる可能性のある一般の会社員などがひきこもり当事者・経験者と対等に対話の場をもつ「フューチャーセッション」の紹介や、交流会など「ひきこもり」当事者たちに関連する新たな動きも紹介されました。

また、池上さんからは以下の書籍の紹介がありました。

『トラウマ』 宮地尚子 岩波新書
『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』
池上正樹 ポプラ新書

 

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